ソフトウェア “MARs”

MARsについて

イタスカジャパンで開発しているソフトウエア(MARs)は,地球(地圏)を対象とした地球科学および地球工学分野で現れる混相流流れと粒状体挙動の解析およびコンサルティングツールとして扱えるソフトウエアです.個別要素法(Discrete Element Method)を使った粒状体解析スキームを中心に,その連成ツール(スキーム)ならびに高速計算スキームが追加されています.個別要素法は,1998年から2005年まで,ポスドクならびにその後のITASCA Consulting Group Inc.,での業務で培った技術をもとに作成されています.さらに関連学会に積極的に参加することにより最先端のスキームや手法を付加しながら拡張させた最先端の数値解析コードです.コンサルティング業務からのニーズに対応して,つねに新しいコードの開発とその改良がなされ,コンサルティング業務て扱われるエンジニアリング分野への実問題を解析することによりその検証がなされています.

主な仕様

個別要素法

ソフトコンタクトアプローチを採用し,剛体球形(円形)粒子(要素)と壁要素で構成されるモデルを,陽解法により解法する.粒子系の挙動解析ならびにボンドモデルを用いた粒子塊の力学応答解析.
・粒子間,粒子壁間の接触モデル(線形,Herz-Mindlinモデルほか)
・粒子間と粒子-壁の接着(ボンド)
・周期境界等・・・

流体連成モデル

・粗流体格子粒子-流体連成スキーム
・間隙水圧を考慮した粒子-流体連成スキーム(2Dのみ)
・格子ボルツマン法との連成スキーム

一次元ドリフトフラックスモデル

ドリフトフラックスモデルを用いた混相流解析.
・気液二相流

解析事例の紹介

解析事例

新たに開発した個別要素法の接触モデルや,熱・流体との連成スキームの解析事例,さらには並列計算アルゴリズムなど5事例を紹介しています.....

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