会社概要

会社概要

イタスカジャパンは,静岡市(日本,静岡県)にあり,2005年に設立されました.当初は,ミネアポリス市(米国,ミネソタ州)を拠点とするITASCA社(ITASCA Consulting Group, Inc.)の日本支店として,個別要素法(Discrete Element Method)を使った地盤工学の関する諸問題についてのコンサルティング業務とソフトウエアのカスタマイズや,海外のITASCA支社で行われている業務を日本で発展的に展開させるべくその開発・業務を行っていました.

現在は,その主たる業務内容を,地球(地圏)を対象とした地球科学および地球工学分野で現れる混相流流れと粒状体挙動の解析およびコンサルティング(ツールの開発と解析業務)に移し,その業務を発展させています.またイタスカジャパンでの業務は,大学の研究室(東海大学海洋学部)での研究活動と関連して行われており,大学発ベンチャー企業として,大学での研究成果を開発しているソフトウエアにフィードバックしその精度の向上をはかるとともに,関連学会に積極的に参加することにより最先端のスキームや手法を付加しながら拡張させています.

さらに,開発しているソフトウエアを使った質の高いコンサルティングサービスを行っています.また,クライアントとの密接な協力関係により,それぞれの分野に特化し地域に密着した業務を実施しています.

業務内容

イタスカジャパンの主な業務内容は,以下に示すとおり,主に地球科学および地球工学分野で現れる混相流流れと粒状体挙動の解析およびコンサルティング(ツールの開発と解析業務)です.その対象となる分野は,資源・エネルギー開発,土木(防災),環境問題,機械工学(土木・建設・農業・食品機械など).今まで実施してきた業務のいくつかを以下に示します

1.新しい数値解析コードや新しいモデルの開発,ソフトウエアのカスタマイズ.
2.現有のソフトウエアを用いた数値解析業務.
3.その他のサービス,ソフトウエアに関するQ&Aとトレーニングほか.

コンサルティング業務

1. 地すべり,液状化などの防災予測への適用
2. 土木・建設・資源エネルギー関連機械・農業機械の開発ツール:機械と地盤材料とのカップリング
3. 資源開発システム,採鉱・揚鉱システムの開発

開発したモデル

・間隙水圧を考慮した粒子-流体連成スキーム
・粗流体格子粒子-流体連成スキーム
・埋め込み境界法を用いた個別要素法と格子ボルツマン法との連成スキーム
・多要素粘弾性接触モデル(個別要素法の接触モデル)
・GPUを使った高速計算スキーム
・壁要素の粒子との接触モデル
→解析事例をご覧ください

イタスカジャパン

所在地: 静岡県静岡市清水区

スタッフ: 清水賀之

→履歴および主な論文等 (大学のページへ)

1983, 3.

東北大学工学部・工学研究科、資源工学専攻、博士前期課程2年修了

1983, 4.- 1998, 3

日立造船(株) 技術研究所勤務

1994, 8.

工学博士 大阪大学機械工学科

1998, 4. – 2000, 3.

アメリカミネソタ大学土木工学科 ポストドクトラルフェロー

2000, 4. – 2005, 3.

ITASCA Consulting Group, Inc.(アメリカミネソタ州)勤務

2005, 4. –

東海大学海洋学部、教授